雪の林で春を探そう 06.3.19 手稲さと川探検隊

軽川源流 稲雲高校上の森 06.3.19  10:00〜13:30  
案内人:スタッフ 鈴木 玲
今年初の生きもの探し

まずは昨年に続き、好評のアイスクリームの仕込を。
予報は雨。。。しかし朝からのそぼ降る雨は止んで、青空も。

探検隊、さっそく林への坂道をGo!
初めにいろんな冬芽を
さて今日は初の試み、目隠ししてロープを辿って林を歩きます。

え〜〜〜〜〜っ
ロープの所までは僕が連れて行くので、まず目隠しして並んでくださ〜い
目隠しをすると、聞こえる音、触った感じ、匂い、明るさ、陽のぬくもり、風の冷たさが一層感じられるよ。 さ、目隠し取って〜
どう?触って想像したのと、実際見るのとけっこう違ってたかい?
これはサルノコシカケ。白樺だからカバノアナタケかもよ〜
では、仕込んだアイスクリームのボールを投げ合って、アイスにしよう。ぢゃ、お笑いタレントを言いながら投げる事ね〜
と、投げ合う事20分。。。
おお、これはシェイク並みかな。美味そお〜
おお、美味いうまい! ぢゃ、天気も悪くなってきそうどし、昼飯も作っちゃおう
暖ったか汁は、白菜とベーコンのスープだよ。これも美味そう。 いっただきま〜す
穏やかな自然の中の食事って、ホントの美味しいよね〜
低学年のふたりはいいコンビ! またまた晴れてきたよ。
すごく高い所を白い大きな鳥がいっぱい飛んでるよ〜なんだろう?
丘の上、手稲山頂が見えるところまでいってみようよ。 一昨年の台風で倒れたカラマツ
去年もあったよね〜
お、穴がある!
何かいるかなぁ??
子ども達は遊びを見つける天才。すぐに倒れた幹を渡り始める。 垂れ下がったコクワの蔓で、
ブランコ!
おお?熊の巣かぁ?
さっそく入ってみる。
それぢゃあ、蔓を使ってリース作りに挑戦!
1年でうんと成長したような蔓が、曲げやすくていいのさ。
あ〜これすんごく作りやすい!
こんな風になかなかのリースが。
これは売れるかも。さと川探検隊の新たな資金源になるかな・・・
木登り好きスタッフ(1)

これはいい眺めぢゃあ!
木登り好きスタッフ(2)

雨の予報が見事ハズれ、素晴らしい天候となり、早春の林での一日を愉しく過ごす事ができました。
そして今日も美味しかった・・・
ごちそうさま!
 天気予報では悪天候間違いなしで心配されたさと川探検隊の「雪の林で春を探そう」は幸運なことにお天気に恵まれました。まるで春の女神が私たちに微笑んでくれたように。

 今回は新しい企画として目隠しゲームを行いました。木にロープを張り巡らせ目隠しをしてロープを伝って歩くのです。途中木の幹や枝、木の芽などの障害物に出会い、触ったり、においをかいだり・・森の様々な音に耳をそばだてたり・・・。実際やってみると木の肌の触りごごち、木の芽の硬さなど視覚を遮断することでダイレクトに伝わってくるんですね。
木の肌のしっとりとした触感はきっと目が見えていたらこんなにも伝わってこなかっただろうな。
 ひとつの感覚が遮断されることで他の感覚が研ぎ澄まされる。五感にアンテナを張りめぐらせる。それって生きていくのに大切なことですね。

 今回4人の小学生が参加してくれましたが低学年の男の子コンビは林の中で雪に抱かれながら安心して取っ組み合いのけんか?を存分に楽しんでいました。狭い家のなかでこれをやられたら「かんべんして〜!」だろうな。頭から水蒸気が上がるぐらい頬を真っ赤に染めて「すっきり」した二人をみていてうれしくて胸がいっぱいになりました。
 5年生女の子組は林を散策しながら木のつるでリースをつくっていました。頭にリースを載せた姿は春の妖精みたいでした。

子どもが林のなかで無邪気に遊ぶ姿は本当に幸せを感じます。

木々の間からは春のにおいのした青空がのぞき穏やかな日曜日、こんな風に時々自分の感性を慈しむことができる自然に感謝です。(スタッフ:ごとう)
<早春の林で見つけたもの>
蝉の死骸
(いっぱいあった)
スカシダワラ
蛾(クスサン)の繭
ホオノキ冬芽 イタヤカエデ冬芽 ニガキ冬芽 エゾヤチネズミ
(前日遭遇)

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